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執筆者の写真OYA-NARI

【こぼれ話】保育園は全てお見通し



ご無沙汰しております。板橋区成増を拠点に「育休後カフェ®」というサロンを不定期運営しております、ヤザワヒロミでございます。


前回、カフェを開催したのが3月でした。あれから約3ヶ月。

何があったのか、超ざっくり時系列に並べてみます。↓

  • ヤザワ、育休後アドバイザー®の資格を頂く

  • ヤザワ、体調を崩す

  • ヤザワ、認知行動療法と出会う

  • ヤザワ、転職活動を始める

  • ヤザワ、思いのほかあっさり転職先が決まる

  • ヤザワ、念願の阿波おどり連に親子参加する

  • ヤザワ、暇にまかせてバランスボールで弾む

  • ヤザワ、暇にまかせて区議会を傍聴する

  • ヤザワ、暇にまかせて保育参加ではっちゃける ←イマココ


・・・

あんまり伝わらないと思いますが、要するに今、暇であることだけはよくおわかりいただけたかと思います。


といいますのは、諸般の事情により、7月から新しい職場で働くことになりまして。その件はまた別記事で詳しく書きますが、結果的に6月はブランク期間になりました。2年前の育休明け直前以来、それはもう優雅な、モラトリアム期間をありがたく過ごしております。


気分屋ゆえ、時系列ではなく、あえてのランダム、私が記事にしたいことから順番にブログにしたためていきますことをどうかお許しください。

 

今回は「保育参加」した件をまとめてみます。


そもそも「保育参加」とはなにか、ご存知ない方も多いかもしれません。

私の子を通わせている、成増の某認証小規模園(仮称A園)ではこの「保育参加」という取り組みが行われており、保護者は任意で参加できます。


「保育参加」は「保育参観」ではありません。「参加」、すなわち保育者の方々と一緒になって、保育業務を体験するというものです。園によっては「保育体験」「体験保育」などと呼ばれることもあるようです。


以降、あくまでこのA園の事例ですが、保育参加は1日参加か半日参加(午前or午後)を選ぶことができ、また園側の都合と保護者側の都合を、よくすりあわせてくれました。


私の場合、育休明けだった0歳児、預けてまだ1ヶ月経たない頃に一度だけ保育参加をしたことがあったのですが、2歳児である今は、かなり青空保育に力を入れていると聞いているので、ガッツリとアウトドア保育を楽しみたいと思い、畑仕事が予定されている日に保育参加をお願いしました。

A園が所有している畑へは、成増から保育園バスで朝霞方面へ向かいます。20分ほどのバスの旅が、2歳児×7人の大合唱でひと盛り上がり。まちの看板にツッコミを入れたり、工事現場のショベルカーを指摘したり。子どもはどうしてこう、働くクルマが大好物なのか。

園では、この畑へは週1〜2回、こうして2歳児(当園では最年長さんです)が面倒を見に来ます。(もちろん、実際のところは保育者である先生方がウネを作ったり草をむしったり、とケアしてくださっているわけで、本当に頭が下がります。)


畑仕事につきものなのは泥んこや虫、生き物とのふれあい。ただ、やはりこの年頃になってくると、そういうものに抵抗を示す子も出てきまして、一筋縄ではいきません。


無邪気に真っ黒けになってこいよォ!」と自称自然派の保護者が勝手に夢見ていても、家で普段無菌状態で生活していたり、真っ黒になったシャツを洗う親の眉間の皺とか見ちゃったら、子としても困惑しちゃうのかもしれないなあ。なんて思いつつ、私も何十年ぶりにナスを植えたりなぞしたのでした。


畑から帰園後は、お昼ご飯。今日のメニューはウリの昆布漬けやお肉炒め、切り干し大根の煮浸し、白ごはん。健康のためなら死んでもいいと思っているフシがあるA園(多分そんなことはない)では、毎日、こんな感じのめっちゃ健康的なメニューでとてもありがたい。


区内随一の手抜き食事で名高い私としては本当に、文字通りライフラインでございまして、この園を今年度で卒園せなばなるまいと思うと、ガチで全身チキン肌なのでございます。



お昼寝後、体操したり歌を歌ったり。一応、日課や月予定はあるものの、当日の子どもたちの状況にあわせて、保育士さんたち同士でもよく話し合い、連携しあい柔軟に保育しているようすがとてもよく伝わってきました。


「保育士は誰にでもできる仕事だから給料が低くて当然」とのたまい炎上した某方がかつていましたね。保育と子育ては、似て非なるものであり、保育はプロの仕事だと、保育参加するたびに、つくづく感じます。その大変さは、保育参加した方であれば、堂々と胸を張ってご自身の言葉で分かち合うことができるでしょう。


一方で、保育士さんの賃金がなかなか上がらないことも、単純な問題ではありません。社会構造上の問題のひとつであり、保育園を補助金漬けにしていいとは私は思いません。


保育士が人間として子どもたちを第一に考えて関わり、労力をかけるべき専門分野と、単純作業や「単なる大人の自己満足」に属するような諸々は徹底的に効率化をはかるなど、メリハリをつけていくことが今後求められるのではないかなあ。


また、出産後も働き続ける女性の割合が半数を超えるようになった昨今、保育園だけが子どもたちの受け皿になるのでは足りなすぎます。小規模園や保育ママのバリエーションが増えたり、幼稚園の保育機能が強まるといった、就学前の選択肢自体をソフト施策で増やすことも、セットで進んでいってほしいと考えています。


そんなことをぼんやり考えていたら、全員カメのポーズ。くそう、かわいい。


最後に。

今回、保育士さんとの会話の中でひしひしと「保育園は全てお見通し」だなー、と痛感したので、タイトルにしました。こどもたちは親の一挙手一投足や発言を、とてもよく見聞きしていて、保育士さんに、よく教えてくれるんだそうです。「このおうどん屋さんに昨日行ったんだよ」「ここのドーナツは美味しかった」といった食レポから「昨日ママがハイボール飲んだの」といったタレコミまで(←我が家の実話)(←おいやめろ)。


送迎時の会話でとっさに誤魔化したり、連絡帳でキラキラ感をちょい多めに盛ってしまっても、保育士さんには結構すぐバレているみたいです。実際、人の目を過剰に気にしてしまうタイプの保護者さんも時たま、いるんでしょう。

働く保護者の一番の味方、保育園。なんでも、お見通しです。

保育参加を通して、改めてそのことを再認識できたと同時に、保育園で働く皆さんのお仕事の素晴らしさにも感銘を受けたのでした。


保育参加では、子どもが普段、家では見せない部分もたくさん知ることができます。最近、「子どもの会社見学」に取り組む職場が増えましたが、それも父親・母親の家では見せない一面を子どもが知る機会ですよね。その逆バージョンが、保育参加なわけです。


お子さんを保育園に預けている方で、園が保育参加を受け入れている場合は、有休や半休を取ってでも体験する意味あると思いますので、強くオススメしています。


これから保活をされるという方には、保育園側へ確認する際にはぜひ「保育参加は受け付けているか?」という質問をしてみて、とおすすめしています。A園のようにいつでもWelcomeな園ばかりではなくて、例えば制度としてはあるけれど実際にはあまり運用されていない園、参加はそもそも受け付けていない園など、色々ありますので、質問をしたときの反応を含めて保育園選びの参考になると思います。よかったら参考にしてみてください。

 

【育休後カフェ@成増 7月28日開催!】

仕事をしながら子育てしている(したい)方たちが、男女問わず悩みをわかちあい、共感し励まし合うことによって、これからの自分の働き方や子育てを主体的に考える、きっかけづくりの場、 安心して本音で話せる場「育休後カフェ®」。

7月28日・8月18日に板橋区成増で開催します!



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