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  • 執筆者の写真OYA-NARI

【開催報告】第2回育休後カフェ®in成増〜くよくよしない、比べない、働く軸を間違えない〜

更新日:2018年6月15日


2018年3月17日(土)14:00-16:00、レンタルスペース ランファンにて、先月に続き2回目となります(←)「育休後カフェ®」を開催しました!


この日はJ-COMチャンネル「デイリーニュース」(板橋区・北区)さんの取材が入るという、「まだ開催2度目なのに」「集客めっちゃつらいのに」大丈夫かオイ、と一部から疑念の声があがる展開となり、固い雰囲気にならないか若干心配しましたけれども。

蓋を開けてみれば時折爆笑?も巻き起こり、もうすぐ1歳のお子さんも交えて、とても和やかな会となりました。

(オンエアは3月20日(火)17:30-17:49。当日再放送もありますので番組サイトをご参照ください。当日予告なく変更・中止の可能性があります)


今回は

  • アイスブレイク(共通項探し!)+自己紹介

  • ミニインプット「働き続けるための3つの秘訣」

  • ディスカッションタイム

という構成で、総勢5名+私、の計6名で2時間、さまざまなお話をしました。




こどもと過ごす時間が「スライム」で良いわけない


はじめに、1本の動画を観ました。

(レイラ・ホテイト(BCG) @TEDWomen 2016)

TED動画サイトより引用

アラブの働く女性は、男性よりもずっと多くの責務に追われ、欧米の女性よりも多くの文化的な保守性に直面してきました。アラブの女性たちが成し遂げたことから、粘り強さ、競争、優先順位、進歩について私たちは何を学べるでしょうか。アブダビでのエンジニア、活動家、そして母親としての自身の道のりを辿りながら、レイラ・ホテイトが、現代社会で活躍するための3つの教訓を紹介します。

アラブの女性、という、日本と大きく環境が異なる方のご意見です。日本の状況に乱暴に例えると、男女雇用機会均等法が施行された1980年代にバリバリ共働きされていた方の感覚に近いかもしれません。

ですので、共感しにくい部分も含めて多様な意見が出るのではないかな、と予想していましたが、案の定(苦笑)少し咀嚼が難しかったかもしれません。


ですが、レイラさんが仰る「3つの教訓」は今を生きる日本の我々ワーキングマザーにとっても十分、肝に銘じておきたいものばかりではないでしょうか:

  1. “レジリエンス”しなやかに、イヤなことを燃料にしよう(意訳:くよくよしない)

  2. 働くために生きるのではない、生きるために働こう(意訳:働く軸を間違えない)

  3. 周囲と競ったり比べたりするのではなく共感・共存しよう(意訳:比べない)


感想のシェアタイムでは

  • 2の『生きるために働く』は尤もだと思った。日々の多忙さにかまけて、こどもや家族と過ごす時間はつい後回しにしていた気がする

  • 一日にできることを本棚、タスクを本に例えると、本棚に入れていく本のほとんどは仕事や家事。こどもと過ごす時間はもはや本ですらなく、スライムみたいに隙間を埋める感覚(笑)。けれど人生のなかでは、本当は何よりも動かしちゃいけない本なんだろうな

といった、主に2に対する共感を多く出していただけました。

また、レイラさんに続く「4つ目」の秘訣として

  • わたしたち自身、他の人が家庭の事情で急に休んだり帰宅したりすることに寛容になったと思う。そういう『キャパを広く維持する』といったことも秘訣かも

といった意見も出て、皆さん、そだねーと頷かれていました。


全板橋が泣いた!初公開、Y家の日々の食事


「日々の朝ごはん/夕ごはん、どうしてるの?フルタイムじゃ何もできなくなりませんか?」という件がこの日も話題になりました。

はい、ここで突然ですが、絶賛共働きフルタイム勤務中、Y家(成増在住)戦慄の食事メニューを大公開いたします!愛と勇気だけが友達さ!じゃーん!

どうっすか!

燦然と踊る「ドトール」「外食」「中食」「納豆ごはん」の文字たち

ええ何か問題でも!


ドヤ顔できる内容ではない程度の自覚はありますが、洗い物は少ないし、食事のことをあまり考えなくてもよい。嫌いな家事にイヤイヤ取り組む時間があったら可愛い娘とイカイカイルカ、ハッ!などとやっていたいクチであり、結果としてこうなりました。


娘には、保育園の給食で栄養面の帳尻を合わせてもらっております。幸か不幸か認証保育園なので、お金さえ出せば気持ちよく夕食も出してもらえるのが、特に忙しい時期は本当にありがたい。(余談ですが3歳なので今年、認可保育園へ転園しないといけないのですけど、認可だと夕食や土曜預かり・延長預かりにいい顔をされない園もあると聞き、めっさ震えております)


大人の朝ごはんなんて、食えればいいんですよ、食えれば。という、我ながら男前な割り切りが前提になっておりますが、幸い、夫とも完全に共通認識ができていることが非常に大きいです。男性の方が「買ってきた惣菜に文句つけがち」というご家庭も多いと聞きますが、それに憤慨しつつも、罪悪感から黙ってしまう女性も多いのではないでしょうか。


すっかり自虐ネタ感が出てしまいましたが、伝えたかったのは「私が毎日メニューを考えて、私が何か作らないと!家族のために!あああどうしよう」という強迫観念や罪悪感に対し、それってどこから来ているのか?それって本当に家族のためなのか?解決策は本当にないのか?といったことを多少なりとも冷静に整理するきっかけになれば、ということです。東南アジア諸国では、3食とも外食というご家庭も珍しくないと聞きます。


「うーん、そう言われても、食事を『手を抜く』気がして、なんか抵抗がある・・・」という方もいるでしょう。それでも毎日「今日のご飯何にしよう?」と悩むのは本当に時間のムダではないでしょうか。(悩むのが楽しい時もありますけどね)


かといってガチガチに毎日の献立を給食のように決めてしまうスティーブ・ジョブス方式もちょっとなーというご家庭には、折衷案として、1週間×3食=21回の食事のうち、どこか1回でもいいので「メニューを決める」ことをお勧めします。


「毎週金曜日の夜だけは迷わず外食/中食(お弁当やお惣菜など)にする」といった、ゆるいルールを決めるだけでも楽になります。献立を決めた部分が軸になって、日々の買い物や食材の活用がルーティン化するきっかけになりますよ。


ちなみにITの世界では「ルーティン化」とは「誰でも運用できる」ということです。騙されたと思って、試してみてください。

※「ひっぱりうどん」って何よ?という一部の奇特な方のために、当日は時間が無くてご紹介できなかったレシピを大公開します。山形県で普通に食べられている郷土料理だそうで、某テレビ番組をきっかけに夫が導入したメニューです。あまりの美味さ&簡単さに一家で感激し、いまや矢澤家における、かつての大野・北別府・川口に匹敵する鉄板ローテメニューに成長しました。


【矢澤家ひっぱりうどんレシピ】(大人2名+未就学児1名分)

  1. 納豆1パックを好きなだけかきまぜて、ボールに入れ、鯖水煮缶(矢澤家では西友の「みなさまのお墨付き」シリーズを愛用)を1缶ドバーと入れて、ざっくりと混ぜる。鯖水煮缶が無い時はツナ缶でも代用できる。

  2. 納豆のタレ、青のり適宜、かつお節適宜、麺つゆ小さじ1程度を入れて混ぜる。矢澤家では、青のり多めが好き。この他、ネギや普通の海苔なども美味い。

  3. こうして作った納豆ディップを各自、お椀に取り分ける

  4. うどんをゆでる。本場・山形では乾麺が一般的だそうですが矢澤家ではこれまた「みなさまのお墨付き」シリーズの冷凍うどんが好評。

  5. 釜ゆでうどん(ザルに上げずに鍋ごとドーン)をテーブルに置き、納豆ディップを和えながら食べる。夏は釜ゆでの代わりにザルに上げて冷やしうどんでどうぞ。


「小1の壁」の正体見たり!枯れ尾花


この日の参加者は小学校進学を控えている方が複数名おり「小1の壁」とはなんぞや?というお題で大いに盛り上がりました。

「小1の壁」の本当の正体は、(主に)保育園では「働く親が育児と両立するための制度」が充実していてその前提のもと両立できていたのに対し、小学校以降は「働く親」のことなんか基本的に配慮してくれない、ということに戸惑い、情報不足ゆえ対策も後手に回るといったことなのではないか。ということは、制度整備がまだまだ過渡期と言わざるをえない今、我々にできることは「小1の壁」とはどんな課題でできていて、その課題解決に向けて未就学児の段階から情報収集し、ステップを考えていくしかないのです。


この日、特に参加者がおどろいたのは「最近の小学校は、朝の開門時間が遅い」という声でした。学童が保育園ほど夜遅くまで預かってくれない、といった問題はよく聞くのですが、朝が遅い、そのせいで通常の企業の定時に遅れてしまう、という両立の壁があることを私はこの日初めて聞き、確かに!なんたる盲点!と衝撃を受けました。。。確かに、8時15分にならないと学校が開かないのは困る。。。


育休後カフェ®では私以外のファシリテーター仲間が「小1の壁」当事者としてカフェを開催した例がありまして、今回ニーズが高いことがわかりましたので、成増でもぜひ検討してみたいと思います。きちんと知って、恐るるに足らず!という状態になりたいですね。



一歩一歩、目の前のことを確実に取り組みながら積み上げるキャリアの説得力


この日は先々のキャリアについて、会社とご自身のベクトルとの方向性のズレに少し悩んでいます、という声もありました。


「仕事」と「生活」をくっきりはっきり分けたい人もいれば、自分の生活と仕事とのベクトルを合わせていきたいワークライフミックス型を志向する人もいます。ワークライフバランス、という言葉は個々人、また各家庭ごとに違っていていいはずです。


いちばん大切なことは、スキルがないとか時間がないとか愚痴愚痴言う前に「自分は仕事にどう向き合うか」という自分なりの軸をつくることではないでしょうか。仕事と生活の関係性を決めるのは、あくまで自分の内側にあります。


自分なりの軸をしっかり見極めるには、一見、自分の思いとは少し違うような仕事であっても、まずは真摯に取り組む。それをしっかり積み重ねて、いつか自身の裁量がきく立場を得るためのプロセスとして捉える。という選択肢もあっていいと思います。


私は、仕事することで社会とつながっていたい。

仕事は社会から必要とされるための自分の価値提供の機会だと考えています。

私は偉そうにいっておきながら、割り切りが上手い人間ではないので、時々悩んだりすることもありますけれど。この件についてはまた、日を改めてまとめて投稿します。


次回のお知らせ


次回は6月9日(土)10:00-12:00 に開催します。

現在企画中ですので、楽しみにお待ちください!

決定次第、Facebookページにてお知らせしますので、フォローをお願いします。



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